コラーゲンはビタミンCが無いとつくられない
ビタミンCが不足すると、丈夫な繊維組織をつくる素となるアミノ酸「ヒドロキシプロリン」が働きません。結果、つくり出されるコラーゲンがとても不安定になってしまいます。
ヒドロキシプロリンがつくり出されるためには、ある酵素が働く必要がありますが、その酵素はビタミンCが欠乏すると働きません。
ということは、コラーゲンの合成にはビタミンCは不可欠といえます。
コラーゲン製品を出している各メーカー共に、コラーゲンとビタミンCの関係が深いことを重要視しているため、一緒にビタミンCを配合しているものが多くあります。
具体的に、各社飲むコラーゲンのビタミンC含有量を見てみましょう。
コラーゲン名 | メーカー | ビタミンC 含有量 |
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アスタリフトドリンク | 富士フィルム | 250mg |
アミノコラーゲンEX | 明治 | 1000mg |
フラコラ プレミアム | 協和 | 1000mg |
フラコラ EX | 1000mg | |
HTCコラーゲンドリンク テンスアップEX |
ファンケル | 250mg |
DHCコラーゲン ビューティー7000プラス |
DHC | 500mg |
潤粋ヒアルコラーゲン | ハウス食品 | 100mg |
シトラスコラーゲン | オルビス | 500mg |
ザ・コラーゲンエンリッチド | 資生堂 | 100mg |
各社コラーゲンと共に、ビタミンCを配合していますね。
ただ、勘違いしないでおきたいのは、コラーゲンと同時にビタミンCを一緒に摂ることの必然性は、必ずしもあるわけではないということです。
厚生労働省が推奨する、必要なビタミンCの摂取量は18歳以上で1日100mgが基準となっています。
この量をきちんと食事で摂取できているのであれば、加えてビタミンCをドリンクやサプリで摂取する必要はなく、あえて一緒にビタミンCが入ったドリンクを選ぶ必要もないのです。
つまりビタミンCとコラーゲンを一緒に摂った方がよい、というのはビタミンCが足りない人のみで、体の中にビタミンCが足りていれば特に気にする必要はありません。
また、ビタミンC不足によって起こる影響は、コラーゲン合成に限った話であり、コラーゲンペプチド事体の働きを妨げるという訳ではありません。