コラーゲンたっぷりの食材とは?
コラーゲンは身体のあちこちに存在するとっても大切な成分です。美肌のためにはもちろんですが、健康な身体づくりのためにも、毎日の生活の中でしっかり効率よくコラーゲンを摂取していきたいですね^^このページでは、コラーゲンを多く含む食材を紹介していきます。
■牛
・牛すね肉・牛すじ肉
結合組織の割合が多いので、コラーゲンが多く含まれます。
・牛テール(尾の部分)
尾椎まわりの肉にすじが多く、長時間煮込めばゼラチン化して軟らかくなります。
牛の内臓のうち、消化器系もコラーゲンを多く含みます。
■豚
・豚耳
主に軟骨組織で出来ているので、コラーゲンを効率的に摂取できます。
・豚足
コラーゲンが多く含まれる、じん帯や腱などの結合組織から出来ているので、よく煮込むとゼラチン化します。
牛と同様に、内臓のうち消化器系でコラーゲンを多く含みます。
■鶏
・鶏ももの皮
皮は食用としてよく使われていて、コラーゲンが多い部位です。
・軟骨
コラーゲンを豊富に含みます。軟骨はそのまま食べられるので、効率的にコラーゲンを摂取できます。
・鶏手羽先
皮や軟骨の部分にコラーゲンを含みます。焼いて食べるよりも、煮込んでスープにするとより効率的にコラーゲンが摂取できます。
■魚
・うろこ
フィッシュコラーゲンの材料となる部分で、コラーゲンが豊富に含まれています。
・皮
うなぎやサケの皮は、コラーゲンを多く含みます。
・魚の缶詰
イワシ、サバ、サケなどの缶詰めには、骨・すじ・皮などが多く含まれるのでコラーゲンが含まれ、摂取も簡単にできます。缶詰の製造過程で高圧・高温処理を受けるため、ゼラチン化がすすみ食べやすくなります。
・くらげ、フグ、アンコウ
コラーゲンが多い食材のひとつです。
どんな食材がコラーゲンを多く含んでいる?
コラーゲンを多く含む部位は、皮・骨・すじ・腱(骨と筋肉をつなぐコラーゲン線維)です。
これらの部位は、魚以外は生では食べられないですし、硬く消化も悪いのでうまく調理して食卓に出すのが難しいですよね。
コラーゲンを食事から効率的に摂り入れる為には、加熱して食べやすくなるものでなければいけません。
摂り入れやすい部位としては、すじ肉やばら肉、鶏の皮が調理しやすく、普段から食卓に並べやすい食材といえます。
また、アジやイワシ、サンマは皮まで食べられるのでコラーゲンを摂取することができます。シラスについては骨まで丸ごと食べる事ができるので、とりわけコラーゲンをしっかり摂取できる、と言えそうです。
また、コラーゲンを摂取するには調理方法も大変重要で、その中でも「加熱する」ということがポイントです。
コラーゲンはそのままだと、独特のらせん構造をしていて繊維も硬く、消化・吸収性が悪いです。加熱調理によって食材中のコラーゲンはゼラチン化し、軟らかくなります。
ゼラチン化させることによって、消化性もよくなり、吸収されやすくなります。
コラーゲンは加熱調理によってゼラチン化し、溶けたゼラチンはさらに小さな断片(ペプチド)にまで変化します。この特性をうまく使うと、コラーゲンを効果的に摂取することができます。